世間は盆だが。
“クワイエットプレイス”という音立てたら「何か」に襲われるって映画が見たい。
二年前から楽しみにしていた“MEG”というジェイソンステイサム主演の巨大サメ映画がもうすぐ上映だ。周りの人の間でも賛否両論の“万引き家族”も見てみたい。ガキん頃から恐竜好きとしては、“ジュラシックワールド”は映画館で見たい気もする。“カメラを止めるな”ってのも見ておきたい気がする。
が、たぶん、どれも映画館には見に行かない。なんせ、金がない。
こないだ、小学生の頃からの友人と再会した。彼は二児の父で、奈良県下トップクラスの高校をでて京大に入り、院生をへて、石油関係の仕事につき、さらに会社命令でアメリカに3年ほど滞在し昨年帰ってきたエリートだ。
いや、エリートというとシャアアズナブルみたいだが、彼らはどっちも単に努力家なだけだ。ちょっとニュアンスが違うな。
その彼いわくは、いくら稼ぎが良くても、誰かを感動させる音楽や、絵といったゲイジュツサクヒンを僕は生み出せないから、アーティストに対してリスペクトをしている的な話をしていて、アホいいな、ゲイジュツサクヒンや誰も食わしてやれんで。という話をした。
彼はまじめを絵にかいたような人で、ああいう人は長生きすればいいのにと思うが、大体パニック映画だと序盤で死ぬよなとふと思った。
世間は盆のようだが、普通に会社にいき、普通に裏稼業をしている。
大阪の街は、いつもより「遊び」に来ている人の割合が高いように思う。喧噪の種類が違う。他人事のように眺める毎日。
滋賀で家族が増えた親戚の集まりがあって、顔を出していたが、広島カープ戦の国家斉唱した翌日に世武裕子さんがメトロに来ていたので、中抜けして見に行ってみた。「LOST HIGHWAY」というアルバムが大好きで、彼女自身はMr.Childrenや、西野カナさんといったメジャーな人と仕事するようになって、すんごいなと思って、ご無沙汰だったが、いつぞや、イベントに呼んでくれた時と何ら変わらないキャラクター性と、相変わらずすんごいライブで安心した。
病院にまとめていこうと予定した日が先週あったが、歯医者にいったら、「どうもないけど、なんか、銀歯の下に陰見えるし、盆明けきなさい」との事。その勢いで、とある皮膚科にいったら、右腕関節に、液体窒素を吹き付けて細胞ごと殺す、的な治療を進められ、やってみた。「死ぬほど痛い」と、伊藤潤二の映画に出てきそうな院長先生が、いうものの、大した事あらへん思っていたが、そののち、処置した部分が、エイリアンか新種の虫に刺されて腐り落ちる手前みたいな見栄えになっていたので、包帯巻く日々。腱鞘炎治った思ったら、このありさま。
健康第一だよね、みなさん。アーメン。
