適当過ぎる映画レビュー「スプリット」2点
音楽はどっちかってと気に入らないものが多いので「音楽」というくくりになると、広義的すぎて好きと言い切れない自分がいる。
が、映画は好きだ。
最近の悪趣味なコメディか何かよくわからないnews番組や規制と世論を気にし過ぎた結果、まるで面白くないエンタメ番組を見るよりは随分楽しい。
基本、ゾンビ・サメ映画を主食としているが、ふとCATVつけて映画やってたらなんでもいいから見てしまう
で、考えたらけっこうな数見てる気するので備忘録的に残しておこうと思った次第。適当にここに一言REVIEW。大体敬称略。大概ネタバレ気味
スプリット(2017)
点数:2点
2点 チェーン店の分量失敗したラーメンのレベル
高校生のケイシー(アニャ・テイラー=ジョイ)は、クラスメートのクレア(ヘイリー・ルー・リチャードソン)の誕生パーティーに招待される。帰りは、彼女とクレアの親友マルシア(ジェシカ・スーラ)をクレアが車で送ってくれるが、途中で見ず知らずの男性(ジェームズ・マカヴォイ)が車に乗り込んでくる。彼に拉致された三人は、密室で目を覚まし……。
見所:中盤まで。ヒロイン可愛い。
解離性同一性障害の犯人が女子高生三人を拉致するところからはじまる。設定としては、ビリーミリガンではないが、一時よく見かけたよなって内容ではある。20何人人間の別人格が一人の中にいるって設定だが、実際出てくるのは4人ぐらい。たぶん。中盤まではスピード感とインダストリアルっぽいサウンドがあいまっていい感じに何か起きそうな不穏な空気をかもし出すが。新たな人格の、肉体形成まで変えてしまう(銃きかへんはやりすぎ)「ビースト」が出てきて、ぐっちゃぐっちゃにして虐待されてるヒロインの実態が明確化し、解離性同一性障害を研究してたおばあちゃん先生と他の拉致られた二人はひでー感じに殺されてしまう。いやいや、安易。この映画の側面としては、シャマランさんの過去作品のアンブレイカブルとのリンクや続編的要素が多々ありラストにブルースウィルスが、出てきて続編である事を明確にして終わる点がファン的には、「ブラボー」らしいが、
個人的には、なんじゃそりゃである。
それはそれ、面白いとは思うが。正直それだけである。映画としては、虐待を受けているヒロインについて何の解決にもならないし、犯人は脱走して終わりである。多重人格も“陽気な男”“女性”“子供”“サイコな男”と使い分けも安易。心の傷と宇宙人が登場したりするSF要素と現実要素をうまくかけあわせて、それらを力に昇華する主題がシャマランさんの映画にはある気がするが、近頃のは雑な気がしてならない。
設定や、伏線を面白いとするのはいいし大事だと思うが、いち映画としてみたときにおもんなかったら意味ねえよ。