キツネの嫁入りマドナシのブログ「まずいラーメン屋は滅びてしまえ」

キツネの嫁入りというバンドを主催する、京都にたまたま住んでいるマドナシという人間の日記と、レビューと。

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適当過ぎる映画レビュー「ムカデ人間2」4点

音楽はどっちかってと気に入らないものが多いので「音楽」というくくりになると、広義的すぎて好きと言い切れない自分がいる。

が、映画は好きだ。

最近の悪趣味なコメディか何かよくわからないnews番組や規制と世論を気にし過ぎた結果、まるで面白くないエンタメ番組を見るよりは随分楽しい。

基本、ゾンビ・サメ映画を主食としているが、ふとCATVつけて映画やってたらなんでもいいから見てしまう

で、考えたらけっこうな数見てる気するので備忘録的に残しておこうと思った次第。適当にここに一言REVIEW。大体敬称略。大概ネタバレ気味

 

ムカデ人間2(2012)

点数:4
誰かにすすめたくなるラーメンのレベル

 

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『ムカデ人間2』予告編

 

地下駐車場で警備員を務める、不気味な中年男マーティン(ローレンス・R・ハーヴィー)。彼は勤務中に『ムカデ人間』のDVDに見入っては、劇中に登場する、人間同士の口と肛門を接合したムカデ人間の創造を夢想していた。その思いが抑え切れなくなった彼は、人々を拉致しては次々と倉庫に監禁。さらにオーディションを偽って、実際の映画に出演していた女優アシュリン・イェニー(アシュリン・イェニー)を誘い出して誘拐する。彼女を含めた男女12人の肉体を切り刻み、ホチキスで乱暴に部位を留め、自分だけのムカデを作り出すマーティンだが……。


見所:B級的ホラー映画2作目はひどい説

ひどい説とうたってみたが、割りと個人的には好きである。というのも、続編としての設定のセンスが素敵。大概が、実は死んでなかった敵、とか、悪者の意思を継ぐ奴現るとかとかだが、本作品は、1作目の映画を見てファンになったサイコパスな地下駐車場警備員が、自分だけのムカデ作りを始めるってなもんで。色々とイケイケ若者カップルから妊婦さんまで拉致ってはつなぎ、拉致ってはつなぎなのだが、前作と違って、彼は医者でもなんでもない、ただの警備員、で、手術はホッチキスで適当につなぎます。その辺がえぐい反面。いやいや、「がんばったら取れるんちゃうん?」とか思いがちな、現実と非現実感。そして雑感。ちなみに主人公は、ギョロ目の小太りあんちゃん。

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クレイジーなおかんときったないアパート二人暮らし。近隣住人とはトラブルまくり。なんか自分の育った団地がフラッシュバックしたがな。最終的に、12人という、んなアホなて人数をつなごうとして、返り討ちにあったり、とかとか。あと特色としては、前編白黒、音楽ほぼなし、うめき声やわめき声、殴打する音等で埋め尽くされている。この辺のセンスも素敵。終わり方も意味深でよいです。もちろん、おススメしませんが、続編として、こういう展開もありよねぇと楽しめる映画でした。
  

違った観点で物事に相対しつつ、日常に感じる不気味感を、エンタメ度低めで満喫してみたい人向け