適当過ぎる映画レビュー「7 WISH / セブン・ウィッシュ」4点
音楽はどっちかってと気に入らないものが多いので「音楽」というくくりになると、広義的すぎて好きと言い切れない自分がいる。
が、映画は好きだ。
最近の悪趣味なコメディか何かよくわからないnews番組や規制と世論を気にし過ぎた結果、まるで面白くないエンタメ番組を見るよりは随分楽しい。
基本、ゾンビ・サメ映画を主食としているが、ふとCATVつけて映画やってたらなんでもいいから見てしまう
で、考えたらけっこうな数見てる気するので備忘録的に残しておこうと思った次第。適当にここに一言REVIEW。大体敬称略。大概ネタバレ気味
7 WISH / セブン・ウィッシュ (2017)
点数:4点
誰かにすすめたくなるラーメンのレベル
クラスの人気者ダーシーにいじめられていたクレア(ジョーイ・キング)は、父親(ライアン・フィリップ)から七つの願いがかなうという謎めいたオルゴールをプレゼントされる。ある日ダーシーに絡まれ、「ダーシーなんか腐ってしまえ!」と願ったところ、次の日の朝にはダーシーの顔が腐り始める。一方で、クレアの愛犬が死んでしまい……。
見所:基本アメリカ青春映画的ノリと終わりそうで終わらない練られた終わり方が素敵
母親の自殺から始まり、たまたま手に入れた願い事のかなうオルゴール。だがしかし、それは、願い事の代償に身近な人の命を奪われてしまうっていう恐ろしいもので。というと、あー、まぁありがちなやつよね、ってとこだが、そうでもない。「はい、おしまい」と終わらない終結末。すべてを知ってしまった主人公のヒロインは、「普通の幸せ」を手に入れ、これにておしまいってとこだが、そうはいかない素敵な終わり方。なんつーか、「んな簡単に人生ハッピーになれるかい!くそったれ!」という監督の執念が感じられる。いやー、最高。ブラボーなエンディング。で、BGMがいちいち「ザ・アメリカ学園物」的なライトな音楽で、それはそれ妙にマッチしていて素敵。短編ぎょうさんぶっこんだみたいな話の展開で飽きへんが後半さすがに設定ぶっこみすぎやろ感もありありだが。まぁええかと思えるのは、主演のジョーイさんがいい感じに、地味にセルフコントールレスになっていく具合がやけにリアル感あって素敵であった。
違った観点で物事に相対しつつ、日常に感じる不気味感を、エンタメ度低めで満喫してみたい人向け