適当過ぎる映画レビュー「哭声/コクソン」4点
音楽はどっちかってと気に入らないものが多いので「音楽」というくくりになると、広義的すぎて好きと言い切れない自分がいる。
が、映画は好きだ。
最近の悪趣味なコメディか何かよくわからないnews番組や規制と世論を気にし過ぎた結果、まるで面白くないエンタメ番組を見るよりは随分楽しい。
基本、ゾンビ・サメ映画を主食としているが、ふとCATVつけて映画やってたらなんでもいいから見てしまう
で、考えたらけっこうな数見てる気するので備忘録的に残しておこうと思った次第。適当にここに一言REVIEW。大体敬称略。大概ネタバレ気味
哭声/コクソン(2017)
点数:4点
誰かにすすめたくなるラーメンのレベル
平和な田舎の村に、得体の知れないよそ者がやってくる。彼がいつ、そしてなぜこの村に来たのかを誰も知らない。この男についての謎めいた噂が広がるにつれて、村人が自身の家族を残虐に殺す事件が多発していく。そして必ず殺人を犯した村人は、濁った眼に湿疹で爛れた肌をして、言葉を発することもできない状態で現場にいるのだ。事件を担当する村の警官ジョングは、ある日自分の娘に、殺人犯たちと同じ湿疹があることに気付く…
見所:後味の悪さが最高。宗教的要素高めなので、それを意識して掘り下げるのか単に楽しむのか。
「グエムル」「新感染」といい、ハリウッド映画的、主人公とヒロイン達は無事助かってよかったよかった的ハッピーエンディングにならないのが、この手の韓国映画の主流なんだろうか。いずれにせよ、その後味の悪さがけっこう好きだ。ざっくり構成は三部ぐらいにテイスト別れている気がする。
・サスペンススリラー事件解決モノ
・所轄感染ゾンビ系
・悪魔と対峙する人々達の宗教モノ
んで、どういうテイストか、わからないふわっとした世界に放り出された感あるわけだが、そこはそれ、音楽と役者さんの演技と脚本でもって、飽きへんし見てられる。その辺のサメ映画とはわけが違う。とにかく、ラストは多分こういうことやったんかなと、なんとなく推測つくに、不明瞭っちゃあ不明瞭な終わりかただが、國村さんの演技は半端ないし、とりあえず主人公一家は可哀想な気がするし、180分あったがあっという間であった。
彼女と同棲して3年、結婚するにもタイミング逃したし、そういやゾンビ映画ばっかり見てて、付き合い始めのように、一緒に選んで映画見るってこともなくなったなぁと思っているマンネリカップルに見ていただいて、余計微妙な間柄になる感じを客観的に楽しめる人向け