キツネの嫁入りマドナシのブログ「まずいラーメン屋は滅びてしまえ」

キツネの嫁入りというバンドを主催する、京都にたまたま住んでいるマドナシという人間の日記と、レビューと。

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適当過ぎる映画レビュー「シン・ゴジラ」3点

音楽はどっちかってと気に入らないものが多いので「音楽」というくくりになると、広義的すぎて好きと言い切れない自分がいる。

が、映画は好きだ。

最近の悪趣味なコメディか何かよくわからないnews番組や規制と世論を気にし過ぎた結果、まるで面白くないエンタメ番組を見るよりは随分楽しい。

基本、ゾンビ・サメ映画を主食としているが、ふとCATVつけて映画やってたらなんでもいいから見てしまう

で、考えたらけっこうな数見てる気するので備忘録的に残しておこうと思った次第。適当にここに一言REVIEW。大体敬称略。大概ネタバレ気味

 

シン・ゴジラ (2016)

点数:3
3点 値段相応やしまぁええかてラーメンのレベル

 

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『シン・ゴジラ』予告

 

東京湾・羽田沖。突如、東京湾アクアトンネルが巨大な轟音とともに大量の浸水に巻き込まれ、崩落する原因不明の事故が発生した。首相官邸では総理大臣以下、閣僚が参集されて緊急会議が開かれ、内閣官房副長官矢口蘭堂は、海中に棲む巨大生物による可能性を指摘。周囲は矢口の意見を一笑に付すものの、直後、海上に巨大不明生物の姿が露わになった。慌てふためく政府関係者が情報収集に追われる中、謎の巨大不明生物は上陸。普段と何も変わらない生活を送っていた人々の前に突然現れ、次々と街を破壊し、止まること無く進んでいく。政府は緊急対策本部を設置し、自衛隊に防衛出動命令を発動。そして、川崎市街にて、“ゴジラ”と名付けられたその巨大不明生物と、自衛隊との一大決戦の火蓋がついに切られた。果たして、人智を遥かに凌駕する完全生物・ゴジラに対し、人間に為す術はあるのか?


見所:結局、大昔からのゴジラファンからすると、最新型には違いないが、「ゴジラ」ではなかったんですよね。んで、石原さとみさんが違和感ありすぎた。

なぜ、今更なのかというと特に理由はないのだが。当時映画館まで見に行って、「おー、背びれからそんな攻撃するかね」とかテンションあがったのは覚えているが、石原さとみさんが、なんつーか役どころにアンマッチ過ぎて、出てくるたびに、「がくっ」となる自分がいて、まるで感情移入できず。政府の右往左往加減とかは見ていて楽しかったのは間違いないのだが、それにしても、ゴジラの無敵感は、なんつーか、ゴジラファンからすると斬新で最新感はあるものの、それは「ゴジラ」の延長線ではなくて、別の怪獣映画とするには、特異性を感じられず、なんとなく腑に落ちないまま終わるのは三回見たけど、印象は変わらなかった。

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市川実日子は、そんな中でも光ってみえた、、のは半分好みの話な気もするのでおいといて、待ってましたの放射能火炎の背中と口からレーザーみたく出す奴は個人的に圧倒的で、その圧倒さの見せ方は、エヴァっぽいなとも思ったが、最終的には違和感であった。ギャレス・エドワーズ監督のゴジラの方が、なんというか「それそれ!」というファン心をくすぐる演出が多々あった。終盤の放射能火炎吐くところで、しっぽの先から光がついて、深く息吸う挙動から吐くシーンは、ファン的にテンションあがりすぎて、映画館で隣のおばさんと握手した記憶がある。つまり、先にそれ見てたので、その期待値を超える事ができなかった感はある。

 

とか言ってるが、そりゃもう構成だ伏線だよくできてはるし、大体の人は楽しめる内容だと思う。あたくしはもう見ないと思うが、、、

 

市川さんが最後の最後でやっと笑うシーンは、ほっとした感が伝わってきてよかった。どっかで読んだ記事で監督の思惑通りだったと思うが、ゴジラは「生物」ではなく、ある圧倒的な「兵器」として描かれていて、それはそれいいのだけど、最後まで妙に異物感だけが残ったわけで。